ホンダ インサイト(ZE4) 試乗レポート

かなり本格派になったインサイト

2018年12月に発売した、ホンダのインサイトを試乗して来ました。
発売してからちょっと落ち着いたところで試乗するのもなかなかいいかなと思います。
発売から1年半近く経過しますが、現在はどんな感じでしょうか?

インサイトってまだ現行であるの?なんて思う人ももしかしたらいらっしゃるのかもしれませんが、思い切り現行です。
以前のモデルと比べると大分目立たなくなってしまいましたね。
落ち着いた感じと言いますか、他の花形車種に水を差さないようにポジションを変えたような、そんな雰囲気を感じます。

前モデルでハイブリッドのみのラインナップとなって、ホンダのハイブリッド車の拡販に貢献した車種でした。
当時はプリウスと熾烈な戦いを繰り広げましたが、軍配は残念ながらプリウスの方に上がってしまったんじゃないかと思います。
前モデルも初期のモデル(ZE1)みたいな奇抜なフォルムを継承していましたが、今回からは至って普通の本格派のセダンのような高級感が出ているフロントマスクをしています。
しかも前モデルと比べて大分大きくなったのが見た目だけでも分かります。

おそらく前モデルのフォルムを継承しなかったのは、もうプリウスとは真っ向勝負をするつもりもないという意思表示も含まれているのかもしれません。
まあハイブリッド自体もだいぶ世に浸透しましたし、前モデルみたいに奇抜な感じで攻める必要性も無いのかもしれませんが、インサイトというとイコール「奇抜な形をした車」という印象を持っている人にとってみるとちょっと意外な感じがしましたね。

ただ一つ前のモデルを継承したなって思う事は、座高の高い人が乗ると天井に頭が当たるんじゃないかって思えるくらい天井が低く感じましたね。
カーメーカーのあまりよろしくない傾向で、同じ車名の車はモデルチェンジ毎にどんどん高級化していってしまうパターンがあります。
ホンダも例外なくその傾向が強いですね。
その車を好きな人にとって、嬉しいけどあまり高級化して欲しくないというのが本音なんじゃないでしょうか?

大きさから見ると、クラス的にはアコードよりかは下でグレイスよりかは上みたいな立ち位置なのでしょうか。
そう考えると、一時期ホンダのラインナップからセダンが消えてしまった頃と比べると大分セダンのラインナップが増えて来たんじゃないかなって思います。
乗り心地だけを考えると、セダンの乗り心地は一番いいですね。

ただ他のタイプの車と比べると、車高が平均的に低いので、高齢の方だと乗り降りがしんどく感じてしまうかもしれません。
今回インサイトを見てて気になったのは、トランクを開けると上の方に2ヶ所ボタンが付いていて、押すと後部座席の背もたれが前に倒れるので、その分トランクのスペースが広がるというのが、なかなかホンダスピリットを感じさせてくれましたね。
後部座席がトランクと繋がってる車は何度か見た事はありますけど、座席が全部倒れる車っていうのは初めて見ました。
何かもはや見た目だけがセダンであって、収納もワゴン並に積めるんじゃないかなって思えて来ちゃいましたね。

今までのセダンだと収納という部分で引っ掛って買うのをためらっていたという人もいるかもしれませんが、このインサイトのトランクスペースを見て、それも少しは払拭されるかもしれません。

今回のモデルで「奇抜な感じ」を卒業して、「かっこいい感じ」にイメチェンを果たしたインサイトです。
結構こういうシブイ感じが出ているミドルクラスのセダンって何気に需要はありますので、まあそれもアリじゃないかなと思います。
モデルは終了しましたが、トヨタのSAI(サイ)なんかも同じようなシブイ感じが出ていて、今回のインサイトはそういう感じを匂わせるモデルだなって思いました。

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